今日の日経を題材に法律問題をコメント

2004年03月16日(火) 弁護士に頼んだ方が結局は安い

 日経(H16.3.16付)社会面で、弁護士資格がないのに破産手続きを代行して報酬を得たとして、逮捕されたという記事が載っていた。


 記事では3人の依頼者から報酬を得たと書いていたが、その程度では通常は逮捕されない。実際はかなりの件数になるのだろう。


 無資格者に破産手続きを依頼することの問題は、第一に費用が高いことである。

 「弁護士に頼めばいくらかかるか分からないぞ。」「安くしておくから。」なんて言いながら、報酬名目だけでなく、実費名目などでも請求し、総額では相当高額になってしまうことが多い。


 しかも、そのような連中は、「指導」と称して、書類作成さえもろくにしないから、実質的な費用としても高いことになる。


 さらに問題なのは、少しでも面倒な法律問題が生じると、放り出して最後まで責任を持たないことである。


 したがって、目先の金額にごまかされず、最初から弁護士に頼んだほうが結局は安くつくことになる。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->