2004年06月15日(火) |
終身刑は死刑より残酷? |
日経(H16.6.15付)社会面で、日弁連が、法務大臣に死刑の執行停止を求めたと報じていた。
別の面では、週間ポストの広告で、最近よくテレビに出ている弁護士が「佐世保の小学生殺害事件で、犯人を死刑にせよ」と論じていた。
まったく正反対の主張であるが、死刑制度については古くから議論がある。
中には、死刑を廃止して終身刑とせよという考えもあるが、それは問題であろうと思う。
先日、アメリカで、終身刑の受刑者が他の受刑者を殺した事件があった。
殺人の動機は、「一生刑務所にいるのなら、死刑になって死んだほうがまし」ということであった。
釈放される可能性のない刑というのは、死刑より残酷なのかも知れない。
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