今日の日経を題材に法律問題をコメント

2011年05月19日(木) 福島第一原発の事故で、東京簡裁に訴訟

 日経でなく朝日(H23.5.19)夕刊で、福島第一原発の事故で精神的苦痛を受けたとして、東京電力に慰謝料を求める訴訟が東京簡裁に起こされていたという記事が載っていた。


 東電側は事故について「今回の震災は異常で巨大な天災地変で、対策を講じる義務があったとはいえない」と反論したそうであり、裁判では、東電の地震や津波の対策が不十分だったのか、天災でやむを得なかったのかという大問題が争点となっている。


 そうだとすれば、簡易裁判所でなく、地方裁判所で裁判官3人の合議体で扱うべき事件であろう。


 もっとも、原告は東京都内に住む男性であり、「事故により極度の不安感、恐怖感を受けた」として10万円の慰謝料請求をしている事案であり、請求が認められる可能性はほとんどない。


 それゆえ、簡易裁判所の裁判官は、「この程度の事件なら自分ひとりで十分判断できる」と考えたのかもしれない。


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