今日の日経を題材に法律問題をコメント

2011年06月09日(木) 書面主義は悪いのだろうか

 日経(H23.6.9)夕刊で、最高裁長官が、裁判員について「書面主義に近い運用が広がりつつある」と懸念を示したという記事が載っていた。


 確かに、刑事訴訟法の理念は、直接主義、口頭主義だから、書面主義は否定されるべきということになる。


 弁護士会も、書面主義は問題であるという価値観である。


 しかし、書面主義は悪いのだろうか。


 直接主義、口頭主義を徹底すると、どうしても審理できる証拠の量が限定されてしまう。


 そのため適正な判断ができなくなる恐れがあると思うのである。


 それゆえ、「書面主義に近い運用が広がりつつある」としても、それを一概に否定はできないのではないだろうか。


 このような考えは検察庁の価値観ではあるのだが。


 < 過去  INDEX  未来 >


ご意見等はこちらに
土居総合法律事務所のホームページ


My追加
-->