| 2011年10月19日(水) |
「公平に扱え」と言える立場ではない |
日経(H23.10.19)社会面で、大王製紙の井川前会長が巨額の資金をグループ会社から個人的に借り入れていた問題で、井川前会長の弁護士が、同社が設置した特別調査委員会の聞き取り調査を前会長が拒否している理由を公表したという記事が載っていた。
それによれば、聞き取り調査を拒否する理由は、「委員会は会社と一体で調査しており、公平性が損なわれる」からとのことである。
しかし、「公平性」とは何だろうか。
井川前会長は特別背任の疑いがあるのであり、特別調査委員会もそのための委員会であろう。
それゆえ、特別調査委員会が、会社と井川前会長とを公平に扱うべき理由はない。
「公平に扱え」と言えるような立場ではないのである。
もちろん、弁護士も内心ではそう思っていると思うが。
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