| 2012年07月31日(火) |
「社会内で被告の受け皿が用意されていない」のは被告のせいなのか |
日経(H24.7.31)社会面で、大阪市で、約30年間引きこもり状態だった被告が、被告を自立させようとした姉を逆恨みして刺殺した事件の裁判員裁判の判決で、大阪地裁は、求刑の懲役16年を上回る、懲役20年を言い渡したという記事が載っていた。
その判決理由の中で、「アスペルガー症候群が動機の形成に影響した」「社会内で被告の受け皿が何ら用意されていない。許される限り長期間刑務所に収容することが、社会秩序の維持にも資する」と述べて、有期懲役刑の上限を選択したとのことである。
これは本当だろうか。記者が適当に要約した結果、趣旨が違った表現になったのかもしれない。
ただ、その要約が正しいとすると、ひどい判決である。
「社会内で被告の受け皿が用意されていない」のは被告のせいなのだろうか。
まるで、障害者は刑務所に入れておけと言わんばかりであり、極めて問題である判決である。
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