今日の日経を題材に法律問題をコメント

2014年02月20日(木) 口コミサイトの情報掲載

 日経(H26.2.20)社会面で、「秘密の隠れ家」を売りにバーを営業している店が、「食べログ」に勝手に掲載されたとして、情報の削除と損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こしたという記事が載っていた。


 この店では、客がインターホンで入り口の解錠を求めるシステムで、「隠れ家としての演出で他の店との差別化を図ってきた」。

 ところが、店の情報や写真が「食べログ」に投稿されたので削除を求めたところ、表現の自由などを理由に削除要請を拒否されたそうである。


 なかなか難しい問題だが、店の写真は、店側の管理権を侵害して撮影されている可能性が高く、削除要請以降も「食べログ」で掲載を続けたことは不法行為にあたるのではないだろうか。


 他方、店の情報自体は店側の管理権の範囲外であり、それを掲載したことが不法行為に該当するとは思えない。


 食べログに限らず、様々な業種の口コミサイトがあるが、「口コミサイトに勝手に掲載された」として不満を持つ経営者は多い。

 実際に「投稿の削除を請求できないか」と相談されたこともある。


 しかし、その情報が虚偽でない限り、削除を求めることは難しいだろうと思う。


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