今日の日経を題材に法律問題をコメント

2015年04月30日(木) 株式は分散すべきでない

 日経(H27.4.30)「私の履歴書」で、ニトリの社長が、父親が所有していたニトリの株式を巡って、母親、兄弟と相続争いが起こったことを書いていた。


 「コンサルタントからは、『株式については必ずもめるから、株式公開前に新しい会社を作れ』と指導してくれたが、苦労した親兄弟と利益を分かちたいという思いから、そのようにしなかった」そうである。


 私も、そのコンサルタントのアドバイスが正しいと思う。


 税金対策などいろいろな理由から、創業者が、株式を分散させているケースがある。


 また、相続時に、当面の紛争解決を優先して、相続人が株式を平等に持つこともある。


 しかし、そのように株式を分散することは止めた方がよい。


 小さな会社の場合、会社の発展を考えるならば、株式は特定のものに集中すべきであろう。


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