先生妄想日記 |
2004年03月08日(月) 土を握りしめた両手を掲げて 思春期なのか、世の中を斜交いに見ているような子が時折います。 もしくは、上手に要領良く学校という場所で生活するのが苦手な子。 「なんでこんなクソみてーに真面目な奴ばっかなのこの学校、まじムカつく」 「わはは、まじムカつくの?わはは」 「ブッコロス」 「何よそれ」 「うるせーよ」 「なんでよ」 「ブッコロス」 「そればっか」 「うっせーんだよ」 わはは! 生徒は、悩みと不満と怒りで構成されているんじゃないかと思う事があります、時々ね。 なんでこの学校は皆真面目なんだよ。 なんでこの学校はクソばっかなんだよ。 なんでこの学校はこんな厳しーんだよ。 なんで勉強ばっかしなきゃ駄目なんだよ。 なんで上手くいかねーんだよ。 なんでこの世は滅びないんだよ。 不器用な風に見えるほど、なんでなんでと言っている子は、ちょっと愛おしいですな。 色んな事、なんでだろうね。 私もよくわかんないでよ。 段々、「なんで」とかさえ思わなくなっちゃうのかもしんないんだけども。 「なんで」って思っても、そんなん日々の生活に忙殺されてしまうわ。 でも、とりあえず、上手にいかなくても、何もかも放り出しても、それでも、汗と涎を垂れ流し、歯を食いしばり、息を詰め、涙を浮かべ、泥にまみれて、震える足と腕で、ただ生き続ける事は、すごい事なんじゃないかな。と、私自身も思いたい。 君はすごいよ。 勉強できなくても、地元には心底楽しく過ごせる仲間がいるんでしょ。 仲間がいなくても、ディープな世界を持ってんでしょ。 ディープな世界がなくても、君は優しいよ。尊敬します。 私はなんも持ってないでよ。 そういえば、少し前の話。 なんて生きていきにくい世の中なんだろうと、思っている人は、1度教室に来て、○○を手に取ってみて下さい。 と、いうような掲示した事があるんですよ。 そうか、皆大変なのねぇ。 |