先生妄想日記 |
2004年05月18日(火) 夏の思い出 タイトルがいきなり夏ですがすみません。 でももう夏だよな、だって暑いですよね。普通に汗かいて過ごしてます。 長期休暇が終わると必ず勉強しに来る男の子。 去年の夏休み明けももちろん勉強しに来てました。 「偉いねぇ、予習?」 「違うっス」 「復習?」 「いや、夏休みの宿題」 おせーよ! 聞けば、夏休み中は、海でブギボ、山でイベント、河原でBBQ、地元で集まって夜が明けるまでグダグダし、市民プールの常連になっていたそうです。 うーん、そうなの。わはは。 「楽しい夏だったね」 「最高だった!」 「宿題やってればホント最高だったね」 「わはは。宿題なぁ。終わらねぇなぁ」 大学のサークルイベントで皆で騒ぎながら、ふと夏の空を見上げて思い出す。 出勤途中の電車や車で、ふと夏の空を見上げて思い出す。 会社の窓から、ふと夏の空を見上げて思い出す。 定年して、縁側に長年連れ添ったバァさんと座って、ふと夏の空を見上げて思い出す。 何度も思い返して、嬉しいような痛いような苦しいような気持ちになって、幾つになっても忘れないのだと確認する。 あれは世界で一番楽しくて美しく特別な夏だったと。 宿題をやっていなくとも、そんな思い出がある君は、最高だったと言える夏を持っている君は、幸運です。知ってると思うけど。 よく歌の歌詞にも本の文章にも出てくるフレーズだから、とてもありがちなようで、実際の所、そんな思い出を持つ事はなかなか難しいような気がするよ。 言うまでもなく私は持ってないでよ、げへへ。 中間始まっちゃうよ! |