先生妄想日記

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2004年05月19日(水)    カマを掘る

帰宅途中に、写日記を送信したんですが、その直後、信号が変わりましてですな。
発進したら、車間に、かなり強引に車線変更してきた車がありましてですな。
入ったは良いけど思ったより車間があまりなかったからか、恐ろしい勢いで急ブレーキをかけてですな。
一瞬の事で、ぎゃっ!と思う間もなくカマを掘りました。
急ブレーキとはいえ、止まった車に衝突したので、私が悪いんですけども、あまりの急展開にすごい心臓が止まるかと思ったくらい驚いたぜ。

前の車に乗ってみえたのは、30代くらいの女の方でした。

「す、すみません!お体、大丈夫でしたか?怪我は?」
「ないわよ!そんな事より、どこ見て運転してるの!車間開けなさいよ!なんでブレーキ踏まないの!雨の日なんだから滑る事くらいわかるでしょ!」
「すみません、本当に申し訳ありませんでした…!」
「警察に電話するからね。言っておくけど私止まったでしょ?止まった車に、あなたは衝突したんだからね!全面的にあなたが悪いんだから!警察にもちゃんと言ってよ!」

警察が来て、一通り色々聞かれて、後は保険会社に、と言われ、帰っていかれました。警察の方、すみませんでした…。
相手の方にも挨拶をしようと、一度車に戻って、荷物を置いて、それから車から出たんですよ。

「あの、本当に、すみませんでした」

言ってる途中に、驚いたのと不安とで、泣けてきてしまいました。
相手の方、びっくりです。

「わ!そんな、泣かないで。私キツく言っちゃったから」
「違います、本当にごめんなさい」
「良いの良いの、あの時ちょっと頭に血がのぼってて」
「そうですよね、当然です、すみませんでした」
「そんな、悪かったねぇ。もう良いから。濡れてるし。荷物、車?傘も置いてきちゃったの?」





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相手の方、大爆笑です。
携帯をお借りして、自宅に電話。
父親が持ってきてくれる間、相手の方が、車で待たせて下さいました。
ほ、本当にすみません…!
待たせて頂いている間、色々話をしてしまっただ。

「しかしねぇ、アレだね、事故の相手に言う事じゃないけど、1日で色々ある時はあるもんだね。私なんてさ、今日、仕事のデータ飛ばしちゃってさ。ちょっとイライラしてたのよ。事故、私も悪かったし。怒鳴ってごめんね」
「そんな日に、私が…!すみません…」
「あぁ、違うの、ただ、重なる日は重なるなって思ったの」
「重ねたのは私ですけどね…」
「わははわはは!本当に面白い子だよね、学生?」
「いえ、こんなんですが社会人です」
「あらそうなの。ごめんね、あんまり泣くから」
「で・ですよね…」
「わはは!」

なんて良い人なんだ…!
別れ際、古い車だから、あんまり気にしなくて良いからね、と言って下さいました。
まぁ2度と事故は嫌なので、ほんと気を付けます……。
もっと落ち着いてせいか(略)



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