先生妄想日記 |
2004年06月25日(金) だって馬鹿だから 生徒が調理実習で作った、くず饅頭を持ってきてくれた。 わはは、なんでくず饅頭なのー。 もっと、なんていうか、クッキーとかじゃないの?調理実習って。知らないけど。 「すっごいね、美味しそう」 「おう、素で美味いから食ってよ」 「今?」 「今!」 「そう?じゃぁいただきます」 「ハイどうぞ〜〜」 確かにそれは美味しそうで、ぷるりとした半透明の中に、薄く透ける小豆色。 いかにもプリンの容器に入れて固めました、な形もなかなか可愛い。 あのガサツな男子生徒くん達だけで作ったとは思えないデキです。 「な、生温い…!」 「あれ?まじで?来るまでに温くなったのかな」 「冷やしてよ」 「良いじゃん、人肌くらいで良い感じっしょ」 「うん、まぁ、美味しいよ」 「やっぱ?美味いっしょ!」 「うん、かなり美味しい」 人肌な暖かさのソレ。 うーん、素で食欲なくすぜ。 美味しかったし嬉しかったから、全部食べたけどの。 ところで、私が食べた後、ちゃんと冷やしてから、隣の共学校の女の子に渡しに行ったらしい。 それってどうなの、女の子が、好きな男の子に、調理実習でクッキー作ったの、という少女漫画は読んだ事ありますが、憧れの野球部キャプテンの先輩から、調理実習で作ったくず饅頭を渡されつつドキッ☆、なんて漫画は読んだ事がねぇ。 |