先生妄想日記 |
2004年07月01日(木) 学年最下位 時間を潰す時に、時々教室を利用するある集団。 一見なかなか太々しい集団で、職員室で彼らの名前を聞く事も少なくない。 いわゆる問題児くん集団の1つです。 特にその中の1人に、あまり評判が良いとは言い難い子がいましてですな。 体格が良い、顔も可愛い、図々しく如才ない、学年で10の指に入るアホちん、補導歴は数知れず、親は金持ち、という文句の付けようのなさ。 アイツはタチ悪いから、と色んな先生方から噂は聞いていたんですが、ある日、彼と2人で話す機会がありましてですな。 「親呼びかかったから(親呼び出し)、時間まで待たせて〜」 「良いよ、どうぞ」 「なぁなぁ先生、先生って今まで何人とヤった?」 「私?私は結婚するまで純潔を…」 「その答え、心底ムカつくね」 「君は?」 「俺?俺はぁ、500人」 「わはは、すごい」 「すごいっしょ。まぁ嘘だけど」 「だろうね。ていうか今度は何したの」 「あぁ、親呼び?くだらねぇ事」 「へぇ」 「親も職員室の常連だから。今更なんでも良いし。俺バカだし」 そんな事より、先生、今まで何人と同時にヤった事ある?などとヘラヘラ笑って聞いてくるので、思わず笑ってしまう。 目眩がするほど可愛いというのは、こういう事かと。 「○○、あんた、すごいよね」 「えっ、何それ」 「いや、ホント。言ってるほどバカじゃないでしょ」 「うわー…。ていうか俺、素でバカだよ、学年最下位」 そういう意味じゃないよ。わかってると思いますけども。 と言ってました。 わはは、うん、ごめん。 プライドを傷つけてしまったかしら。 でも、やっぱり愛おしい。 口に出してしまうようなおバカは私だけかもしれませんが、きっと皆、同じように思ってるような気がするよ。 |