先生妄想日記 |
2004年07月07日(水) こども 今日の日記はちょっとアレです、陰気です。 でも、気持ちの整理がついたので、書かせてもらいます。 突然ですが、私は現在、病気をしてます。 命に関わるような大層な病気ではなく、しかもありふれた病気なんですが、私は気付いたのが遅かったのと、もともとの体の構造の関係で、手術を勧められています。 手術をしなくても、死ぬ事はありませんが、処方されている薬の副作用で、子どもを産む事ができません。 手術をすれば、薬の量を減らす事ができるので、子どもを産む事が出来るらしい。 最初、子どもを作る予定もなく、別に子どもが欲しいと思っているわけではなかった私は、手術をする気が全くありませんでした。 完治はしない病気なので、手術をしたからって治るわけじゃないってのもあるし、服では隠せない場所に、大きく傷が残るというのもある。 だけど、今年の冬、やっぱり手術をしてこようと思っています。 私は、今の職業が大好きです。 生徒にとっては、ただの五月蝿いオバチャンかもしれませんが、生徒のことも大好きです。 私は、彼らが、大して良い人達でないという事をわかってるつもりです。 薄汚い所もあるし、意地の悪い所もあるし、狡い所も弱い所もある。 でも、彼らが、大して悪い人達ではないという事も、わかってるつもりです。 そして私は、そういう彼らが、とても好きです。 でも、今のままだったら、私は、そういう彼らのような、ただの高校生の親になる事は出来ないのだと思った瞬間、手術を受けよう、と思いました。 今だって、子どもが欲しいと思っているわけじゃないんですけどもね。 病気や手術云々とは別に、私は、そういうふうに考える事が出来ただけで、この職に就いて良かったと思う。 学校で働けて良かった。 学校にとっても生徒にとっても、私は大した意味をもってない存在かもしれないけど、でも、私にとって、学校で働いたということが、意味のある事だと信じたい。 |