長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年02月20日(金) 単彩の夢見

 夢を見る。無論、何時も通り白黒で色は一切無い。モノクロの夢。
 夜の深い眠りの中で。白昼の微睡みの中で。絶え間無く、眼を閉じるたびに見る夢。

 内容は常に一致しない。関連性も無い。自分の視線で物を見、人を見、自分の脳で思考し、結論を出し、自分の四肢が行動する。其れだけが共通。自分自身を客観的に見詰めることは無い。
 如何に異常な状況下にあっても、何故か冷静に物事を分析している。其れは確かに私の理想ではあるだろうが、はっきり言って現実で此処まで冷静になれる自信は皆無。
 夢の中ならどんな事でも許される、とはいかない。夢の中、私自身は常に不利な立場に立たされている。
 物理的に。精神的に。追い詰められているというよりは、本当に状況が不利。つまり、何か、或いは誰か、対象が居る。其の対象と比べて、自分の方が明らかに不利。
 何が不利なのかと問われると、其れこそ御都合主義の夢の中なのだが。兎に角、不利な状況は何時まで経っても不利でしかなく、好転することは無い。好転する前に意識は覚醒してしまう。

 久しく見ないと思ったら、最近は続けて見る。――面白くない。
 私は、夢なるものに対して昔から良い記憶は無い。


 …………。
 現実だろうが夢の中だろうがネット上だろうが、雑踏は矢張り苦手。苦痛。拒絶。










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