長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年02月25日(水) 夜、の、

 細い月が地上を見張る。漆黒の夜天に、大地には星の吐息さえ届きはしないのに、月は一人、孤高に、周遊するだけなのに。

 不調。体調も、心理も。沈鬱。辛うじて読書と独検の勉強だけは続ける。TOEICの勉強はしていない。……まだ期間あるし、投遣り。創作拒絶中。何時ものことだから、きっとすぐに治る、始められる。
 夢の途中で目が醒める。厭な夢。最近見たものは全て、記憶している。だから、厭。覚えている夢に碌なものは無い。夢なんて、目覚めた瞬間記憶の彼方へ、忘却してしまえば良いのに。

 諦めた自由に、手を伸ばしたくなる。未だ、一年しか経っていないのに。後、最低三年。浪人していた友人が受験真最中で、其の連絡を受ける所為だろうか、或いは、嫉妬にも似た感情を嫌悪する。

 怠惰ゆえの不安定。其れは、一種私の願望でもある。安定は、不可ない。刹那な希望の光は細く、泡沫の夢の中でのみ閃く。
 星は私の頭上に煌かない。都会の光は、ささやかな願いを遮る紗幕となって私に殺意を募らせる。










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