似ている。そう思うだけで、其れを考えるだけで、虫酸が走る。
血、とか。遺伝、とか。そういうものを信じたくは無い。私は私であり、他人は他人であるのだと、思いたい。
残酷無慈悲な夢の中で私は落ちる。生涯、夢の中で何度落ちるか知れない。意味も無く訳も知らされず、只落ちるだけ。之で景色が良いとかそういう現象でもおまけに付いて来ればまだ許せるが、色も無し景色も無しのとことん迷惑な落下状況。 何せ夢である以上仮説を立てることも出来ず検証を行うことも出来ず理論なんて無駄以外の何物でも無い。怪我をしないから良いというものではない。自分の不注意から落ちるのであれば如何にかするのに。夢とは、まこと残酷無慈悲。
寒くなったり暖かくなったり神様が居るのなら文句の一つも言いたいところなのだけれど、天候に逆らおうとしている姿の方が莫迦らしいので辞める。 人間が一番無慈悲だな、とも思ったりする今日此の頃。
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