長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年04月26日(水) 選択

 兄さんの十日だか二週間だかの入院が決定して、漸く落ち着くものだと感じていた。でも――何、此の厭な感覚は。嫌悪感が、拭えない。ぐにゃりとした不快なものを摑まされたような、或いは、そう、不吉な塊を携えているような。

 幾等切っても切り足りないと、幾等流しても流し足りないと、そう思うのは何時以来だろう。忘れかけていた赤い色彩に対しての嫌悪感が、次第に強まってゆく。左の腕が疼く度に、眉間に深く縦皺を刻み込みそうになる。――何。回帰する。回帰、蒼い色彩に。其れは多分私を最も良く表している色彩の一つで――白と黒が装いならば、蒼は決して身に纏いはしないけれども内側に秘めたる色彩。アヲ。一週間前よりも強く、意識してクルスを身に付けている。其れが、行き場の無い苛立ちを嫌悪感と、憎しみにも近しい何かを 消化/昇華 してくれるような気がしている。
 ――スピリチュアルなものに惹かれる傾向は、昔からあった。其れが、こんな形で現れようとは、思いもしなかったけれど。


 また、暫く、ネットから離れた方が良いのかな、と思う。否、離れるべきなのか、自身が離れたいと思っているのか、それとも第三者的視点に立って離れた方が良いという判断なのか。兄さんが家に戻って来れば、どうせ再び元の生活――私にとっては決して好ましいとは言えない生活――に戻るのであろうけれども、今は若しかすると非常に貴重とも言える時間なのかも知れないけれども、私は、久しく、如何しようかと自分の選択する道を決め兼ねている。










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