生きるということが演技であると、考え始めた始まりの出来事を思い出して、少しだけ鬱々としている。なんだ――小学生の頃の話か。思えば、私の気質は殆ど小学卒業までに成立している。最初は三歳の出来事に始まり、二年の幼稚園と、六年の小学校生活。其の中で諦観と厭世観が生じたのは何とも言い難いが、兎に角、そういうことなのだ。アイデンティティの確立は12,3歳までというけれど、本当なんだなぁ。