長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2006年09月24日(日) 紅染

 何時だって切れるって思ってた。
 帰宅したら切ろう、夜になったら切ろう、そう思ってた。

 切りたい時も、切りたくない時も、切れる時も、切れない時も、ある。

 北国は早足で秋が通り過ぎてゆく、其の真只中に佇んでいて、上着を持たずに外出は出来ないほどの気温になっている。半袖一枚では過ごせない。――今なら誰にも見つからないよ。そう囁くのは、自分自身。
 気力が無いのは秋の所為? 季節の変わり目、夏バテの名残、迫り来る冬への準備として、私達は空を見上げる。高い、高い空の、金色の風。背に翼を持たない此の身は、只管に見上げるだけ。


 一週間後の今頃は、首都。久しく――神経質になっている。










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