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神様はみている - 2002年06月20日(木) 木曜日。 本当なら今日はバイトの日。 だけど、Kや上司達がまた飲み会を開催。 また、私はバイトを休んで参加した。 はじめは、どうしようか悩んだ。 だけど、せっかく誘ってもらったのに 断るのも悪いので、参加した。 それに。。。 また、Kとゆっくり話すチャンスかもしれない、って。 相当、覚悟を決めた。 どう、話そうか。 どの場面で話らいいのか。 私は仕事中、そんな事ばかり考えていた。 ○ちゃんには。 この事は言えない。 バイトを休んで飲み会に行く事は 何も言わないだろう。 だけど。。。そんな時はKが一緒だし。 きっと○ちゃんは不安になるだろう。 だから、言えない。 そして、私はKを受け入れないとは 言い切れない。。。。 そんなこんなで、私は○ちゃんに 「バイトいってくる!」と、嘘のメールを打って 飲み会に参加した。 上司を含め、6人で。 行きつけの居酒屋で飲み始めた。 仕事の話、馬鹿話、いつもの楽しい会話。 課の幹部クラスで飲むから場をわきまえてるし みんな、飲み好きで酒も話もすすむ。 私は Kは家に泊まるものだとばっかり思ってたけど。 明日、友達の引越しの応援があるから 車に乗って出勤しなければならないらしくて 終電で帰るって話してた。 残念だったけど 安心した。 ○ちゃんに対する心苦しい気持ちも いろいろな感情が行き交って。 ちゃんと、逆に良かったって思えた。 ○ちゃんに言われた。 「この口も、身体も、誰にも触らせて欲しくない」って。 私は嘘の気持の無い「うん」を言った。 ○ちゃんから。 今日に限って「会いたい」や「何時でいいから電話ちょうだい」と 何度もメールが入る。 バイトの日は、そんな事言ったことないのに。 彼は。 きっと、何か感覚的に察知したのかもしれない。 私が○ちゃんに嘘ついてる事。 好きな人と会ってる事。 0時に飲み会は終了。 Kと同じ方面に住んでるY主任は 駅に向かうので店の前でバイバイして。 他の2人はバイクだったので 私は傘を盗まれてしまった上司と 2人で相合傘で帰った。 上司と職場以外で2人っきりになるのは 久しぶりで、しかも肩なんか抱かれてるから 変な事にならないか、ドキドキした。 何気ない話をして、上司の家の前まで送って、解散。 何も無くてよかった・・・。 ほ、としたのもつかの間、 ○ちゃんからメールが。 「仕事終わった?まだかな・・・」と。 うーん(汗) ナイスタイミング。 すぐ着信を入れる。 「ちょっとだけ、顔が見たい」と。 家はもう目の前だけど 近くの公園で待つ事に。 3分ぐらいで○ちゃんは登場した。 いつもの場所でちょっとだけドライブ。 土曜日に、彼女と別れてくるらしい。 彼は、まだ迷ってる。 でも、私を好きな気持ちが止まらないらしい・・・。 そして、何故か今日、不安で不安で仕方なかった、と。 ある意味、こんなに会いたがられたのは初めてで。 私は 嘘ついてるのがバレたのか、とまで思った。 本当は、今日、Kを泊めるつもりだったのが わかってしまったのか、とまで。 言葉では言ってないけど 私の行動が読めるのかもしれない。 私の事をずっと考えてるらしいから。 ある意味、この人は騙せないな、と思った。 この人には全部、悩んでる事もバレてしまうだろう。 ただただ会いたくて、不安だったと言う○ちゃん。 君の直感は外れてないよ。 でも・・・ ○ちゃんを悲しませたくないから、言えない。 嘘ついて飲みに言ってた事。 Kと一緒に飲んでた事。 あわよくば、泊めようなんて思ってた事。 私も、後ろめたい気持ちがいっぱいあって 思うように話せない。 余計、○ちゃんを不安にさせたかも。 時計は1時を回って。 家の前まで送ってもらった。 車を降りる間際に 軽く、キスをした。 彼の車を見送りながら・・・ 私は切ない気持ちになった。 すごく、一生懸命な彼に対して 私はまだ彼に気持ちが向く事が出来ない。 そして。。。 まだ、○ちゃんよりKを優先したい。 あの時、Kが電車で帰ると言わなかったら 私は携帯の電源を切っていただろう。 ○ちゃんには「充電切れちゃって」って 言い訳してたかも、だけど。 コレも、運命。 神様の思し召し。 とぼとぼ、家に向かって歩いてたら。。。 なんと Kから着信が!!! しかも、なんてナイスタイミング!!!! 「今、何処??」 「家の前」 「電車乗って帰ったんじゃなかったの?!」 「Y主任が寮に泊まろうって言うから。。。」 「すぐ行くから、待ってて」 もうダッシュで、部屋へ向かった。 階段を駆け上がってたら。。。 階段ところで、Kが待ってた。 嬉しい反面、辛かった。 でも、こんなにナイスタイミングでみんなが 連絡をよこす。 後数分、ずれてたら。 ○ちゃんを傷つけてたし Kは行き先を失っていた。 良かった−。 ある意味、神様に感謝だよ。 だのに Kの様子は、おかしい。 解散してから一時間は過ぎてる。 後輩Hの部屋で3人で喋ってたらしいが。 「気持ち悪くて。トイレで吐いて寝てたよ」と。 「どこ行ってたの?」そう聞くKに。 「うーん、散歩、かな。」と答える。 しまった! チャンスを逃してしまった! ここで、言いたかったけど言えない・・・。 だって。。。 かなり調子悪そうなんだもん(涙) 0時に解散した時はあんなに元気そうだったのに。。。 ベッドに腰掛けたまま、膝を抱いて寝てしまったK。 話した事に反応はあるけど・・・具合悪そう(涙) しかも。。。そのまま熟睡。 仕方ないので。 一人で風呂に入り、寝る準備を進めた。 髪を乾かし終わっても、起きないK。 「ベッド横になる?」と聞いても 「んー」と、反応薄! 仕方ないので、脇の下に手を入れて ずるずる引っ張りながら、横に寝かせた。 横で眠るK。 かわいい寝顔。 ちょっと身体を動かせば Kの唇を奪う事も出来る。 けど。。。 それは、出来なかった。 さっき、○ちゃんとキスしたばっかだし。 その唇でKに触れるのは 双方に対して、失礼かな、って。。。 こんなに近くにいるのに 今日は、もっと、もっと遠い存在。 それは、私の心がそうさせている。 Kが好きだけど ○ちゃんを受け入れようとしている気持ちと。 葛藤してる。 こうして、違う意味で私を必要としてくれる2人。 私は双方大切にしたいのに。 それは、私のワガママでエゴなのかもしれない。 双方大切にしたいって気持ちは 双方、裏切って嫌な気持ちにさせる事になるだろう。 だけど だけど。。。 これが現実だと思いたいから Kの手を握り締めて眠りについた。。。。 横に居るのは、現実。 キスすることも抱きしめる事もなかったけど。 Kが横に居ると、 ○ちゃんを裏切ってる気がする。 ○ちゃんの横に居ると 自分の気持ちがわからなくなる。 今日の私の行動は 半分、裏切って、半分、守れた。 良かったのか、悪かったのか。 Kは、私の心の変化に気付いてない。 どんなに、心の中で葛藤してるかも。 私の気持ちになんて、興味がないから。 もしくは、きっと、愛されてるって感じてるはず。 ...
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