| 2004年10月23日(土) |
「寄宿舎」という響き。 |
『霊応ゲーム(パトリック・レモンド/早川書房/2000)』という本を読みました。 舞台はパブリックスクール。 「寄宿舎」という言葉は、何故か耽美的に響きますが…(笑)。 私には「バイオハザード」の印象が強いです。 ゾンビに挟まれて「YOU DIED」となったあの日…。 それはさておき。 この本、私はリチャードの方に感情移入してしまって、終盤はイライラでした。 ジョナサン…恐くなったからって前の友達に行くのは…。 一方は救いがなくて、一方は救ってくれる人が居て。 救いがないことはとても悲しいことですよ。 ジョナサンがリチャードに最後に言い放ったこと、あれは私も傷付きました。 救いのない話は、恐い話よりも後味が悪いです…。 救いのある恐い話の方がいいです。
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