セザール賞では13部門にノミネートだったのに、結局4冠だったわけね。 「アメリ」は。 そんな「アメリ」だが、江戸ではあの映画をみて婦女子が泣いているらしい(謎)。 泣くような話だったかね?
哀しくて泣く映画、感動して泣く映画はたくさんあったけど、 笑いすぎて泣いてしまった映画は1つしか思い出せない。
それは数年前にみた「M・バタフライ」という映画で、主演はジェレミー・アイアンズとジョン・ローン。 題名のとおり蝶々夫人をモチーフにした映画で、ジョン・ローンはおかまの役だった(爆)。 J・アイアンズはJ・ローンを女と思い込んで恋をしてしまい、淫行容疑で逮捕されてしまう大変シリアスな映画のはずだった。
しかしどうみても、ジョン・ローンが女に見えない。 アタシが呆然として見ていると、となりの友人がささやく。 「この、のどぼとけのどこがおんな?」 久し振りにみたジョン・ローンはなんだか顔がでかくなって年をとっていた。 「この顔、おぼん?」 顔もでかくなっていたが、体もでかくなっていた(泣)。 「この鋼の肉体のどこがおんな?」 しかも、わざと出してる女っぽい裏声がどう聞いても絞め殺される前のニワトリの声にしか聞こえないのだ。 「くるしそうね。ニワトリみたい。」 頼むから、耳元でささやくのはやめてくれっ。
アタシは笑いすぎで腰が抜け、映画終了後(レイトショーだったのに(泣))立ちあがれずにしばらく席で笑っていた。 ふと見ると前方の外国人の集団も爆笑しながらすわっていたので、お笑いは世界共通であることをアタシに教えてくれた映画だったのかもしれない。
次回 泣けるコンサートに続く。
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