あまいせいかつ

2002年03月22日(金) 泣けるコンサート

今から5年ぐらい前のこと。
M・バタフライでアタシを笑いの渦に巻き込んでくれた、ジョン・ローンが来日した。
さっそく、コワイものみたさででかけたアタシと友人だったが、
実物も映画と同じぐらい、お月様かお盆のように顔が大きく丸かった。

1曲目の音楽はスリラーの頃のM・ジャクソン風のつもりだろうが、
どう聞いても場末のおさわりバーでかかってそうな音楽だ。
好奇心が旺盛なアタシはよせばいいのに、
友人の高性能オペラグラスでジョン・ローンをみてみた。
ヘンな服・・・。
だけならまだいいが、へんな服の間から見える腹が
餃子の皮のようにシワがよっている(泣)。

アタシが死にそうになっていると、となりの席の友人がとどめを刺す。
「ねね、発音へんじゃない?」
確かにヘンに聞こえるのは音痴(爆)のせいなのか。
「BがPに聞こえるよね?」
ぐっばいがぐっぱいに聞こえるのはアタシだけじゃなかったのか。

しかし、ジョンはそれだけではアタシ達をゆるしてはくれなかった。
ドリフが寸劇に使うような切りかぶに立ち、フランスベッドの倉庫で
湿気てそうな、へなちょこシーツを体にぐるぐるまきにして
「アベマリア」を歌いはじめたのだ。しかも音痴である(泣)。
ぐるぢー。
助けてくれー。

他の観客もさすがにショックを受けたのか、アンコールはなかった。
その次の年、予定されていた来日は中止になったという。
その後、2度と来日していない(泣)。

ぱいざうぇー、彼は今なにをしてるのかな?


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