2006年06月12日(月) |
るかちゃん映画鑑賞会「真夜中のピアニスト」 |
ジャック・オディアールは好きな監督のひとりだ。 彼の作品の特徴は1つ1つのセリフ、場面が 後の場面の複線になっているところが好き。 1つ1つの場面=点がつながりあって1つの面=作品になっているのだ。 しかしこの作品はそういった緻密なトロロ昆布のようなところが 希薄な作品に仕上がっている。
「こういう作品を作ってみたかった」
後のインタビューでオディアールは言っているが なるほど、人は自分の芸風とははずれたものを時には 作ってみたいものなのね〜。
あらすじはこちら。
悪人なんだけど、悪人になりきれないトマ。 現実をみつつも、心のどこかで夢をみる。 ロマン・デュリスはとても適役です。
インドシナでドヌーブと眼があうと妊娠させられる男、 ヴァンサン・ペレスをとりあったリン・ダンファンが13年ぶりに出演。 無愛想でとっても中国人ぽい中国人を演じているリンと 言葉は通じなくてもピアノを通じて距離が縮まっていくトマ。 わたしは二人のシーンが一番好きです。
サムサフィ以来久しぶりにその姿をみたオーレ・アッテカ。 お元気そうでなによりです(大照)。
出番はとても少ないのにやけに存在感のある エマニュエル・ドヴォス。 美人じゃないし、派手さもないけど なんだか大好き。 こんな老女になりたいものですな。

おヒゲが長嶋さんしてるロマン・デュリスさん。
|