あまいせいかつ

2006年06月16日(金) るかちゃん映画鑑賞会「女はみんな生きている」

皆さんはもしお友達の配偶者や相方が
どうみてもスットコドッコイだと思うとき、お友達に言えますか?

1)犯罪をしているのを友達に隠している
2)不貞をしているのを友達に隠している
3)実は染色体の形が友達と同じなのを隠している

ぐらい問題があれば「大丈夫かいな〜」ぐらいは言えると思います。
でも、なんだか都合よく利用されているのでは・・・とか
真面目に働く気がないのでは・・・とか
その程度だとわたしは言うことができません。
なぜなら、お友達が1番気がついているのです。
お友達の気持ちは固まっています。

「スットコドッコイだけど、つきあいたい。」

も〜。そんなら二人で銀河系まで行っちゃいなさいっ。

この映画に出てくる男は程度はさまざまですが
カスのような男ばかりです。
あ〜こういう男いるわって思える男ばかりです。

平凡な主婦と偶然知り合った娼婦、
つまり男に泣かされたり痛い目にあわされた女たちの逆襲。
ものすごい話の展開と設定に引き込まれます。
暗い題材の場面もあるのに
重々しくないのは、暴力場面やエロ場面が極力押さえられていること。
女性監督ならではですね。

あらすじは見ないでこの映画は見たほうが楽しめると思います。
スットコドッコイに愛想がつきたあなたには是非お奨めです。

逆襲が成功したのを見届けるため、娼婦だった女性が双眼鏡を手にします。
でもその手ががちがちに震えているのです。
その震えは、逆襲が成功した喜びなのか、
大きなことをしてしまった脅えなのか、
いろんな気持ちが混沌としているのがわかります。
(ちなみに、この映画の本題はカオスと言います)

是非こういう映画がどんどん日本に入ってきてくれたらいいなぁと思います。


 < 過去  INDEX  未来 >


luca_luca [MAIL]