2006年07月21日(金) |
キングス&クイーン 秘話 |
数ヶ月前まではドコモダケにそっくりだったわたしの髪も いまではすっかりのび鬼太郎になってしまった。 美容師が 「動きをつけないともったいないですよっ」 というので何がもったいないのかわからないが、動きをつけてもらった。
しかし・・・。
どうみても妖気を感じた時の鬼太郎にしか見えないのは わたしだけだろうか?
妖気を感じた時の髪型になったわたしは寒気にも弱い。 特に人工的な冷房に弱いのだ。
その日、わたしはキングス&クイーンを見るために映画館に向かっていた。 映画館の近くまできてわたしは、上着を持ってくるのを忘れたことに気がついた。映画館は大変寒いので、老女に上着は必須なのに。
まずい・・・。
今日の映画は2時間半。とても半そででいられるわけがない。 ふと気がつくと目の前に100円ショップが。 その店先にサウナスーツ上着が売っているではないか。
これだ!
わたしはサウナスーツを購入し、映画館に向かった。
しかし・・・。 空いていると思った映画館は満席。 しかもおしゃれなカプルでいっぱい。 ただでさえ妖怪アンテナが立っているヘンな髪型なのに サウナスーツを着ていいものか。 でもやっと風邪が治ったばかりだし・・・。
暗くなった途端にわたしはサウナスーツを着用することにした。 すぐ着れるようにこっそり準備だ。 あわてて袋をあけたら袖がびりびりにやぶけてしまった。 100円だからって粗悪品めっ(大怒)。
わたしはボロボロになったサウナスーツ上着を暗闇で 泣きながら着用してみた。 かなりおかしな風貌だが、風邪をひくよりいい。
映画がはじまり気がついたのだが このサウナスーツは動くとシャリシャリやかましい。
仕方なく土偶のようにかたまって映画をみるわたし。 とても疲れました。
エンディングのムーンリバーが流れ おしゃれなカップルの皆さんが映画の感傷に浸っている間に わたしはシャリシャリいわせながらサウナスーツを脱ぐ。
何が悲しいってこのサウナスーツぜんぜん暖かくなかったのでした・・・。
皆さん 映画館って寒すぎると思いませんか?
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