あまいせいかつ

2007年03月18日(日) るかちゃん映画鑑賞会「愛と宿命の泉」

ずっと見たかったこの作品。
Part1、2がセットでDVD化されたので即購入しました。

あらすじは見ないで一気に見ることをお奨めします。
しかしマルセル・パニョルの脚本はなんておもしろいんでしょう。

イヴ・モンタンがジャイアントスイングで
おっさんを殺しちゃうところから衝撃の物語ははじまり
若き日のダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデューが
競演しています。

欧米の人って自分の家族や友人はとっても大事にするけど
それ以外は血を流していても知らん振りと
いったところがありますよね。

最近わたしは、自分の幸せのために
ここまで他人を不幸にしてもいいの?と思えることを
目の当たりにしました。 
人を踏み台にしてのし上がろうとしている人を
見て見ぬふりをするのは、わたしも共犯者なのか?
悩んだわたしは、踏み台にしようとしている人を
ついジャイアントスイングしてしまい
血みどろの戦いに巻き込まれてしまいました。あーあー。

だまされていることに全く気がつかず
真面目に働くジャン(ドパルデュー)の迫真の演技。
ジャンをだましていることにためらいを見せながらも
自分の富を選んだウゴラン(オートゥイユ)。
ジャンの娘マノン(エマニュエル・ベアール)を愛しすぎて
マノンの服の切れ端を胸に縫い付けたり、チンドン屋みたいな格好で
ドン引きな愛の告白をしてしまう。

パペ(イヴ・モンタン、ウゴランの叔父)は
根っからの悪い人じゃないんだよ。
昔の田舎の人はこういうものだった。
こうしないと生きていけなかったんだ。

インタビューでイブ・モンタンが答えていました。

なるほど。
そうかもね。
そうしないと生きていけない時代だったのかもしれない。

愛と宿命の泉(1986) - goo 映画

すっごくお奨めです。是非観て下さい!


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luca_luca [MAIL]