世界選手権男子の部が終わりました。 個人的にはBrian JOUBERT(イム)の初優勝より プルシェンコの離婚の方が気になる管理人です。 こんばんは。
個人的に一番上手だと思った選手はチェコのTomas VERNER。 トリノでは18位で今年21歳、この飛躍振りはすごいと思いました。 スケーティングも綺麗だし、4回転Tループも2回おりてました。 最後の3回転フリップでの転倒が本当にもったいない。
しかしわたしが一番期待していたのは今回11位の Alban PREAUBERT(イム、以下プレちゃん)です。 彼の今期のSPは本当に素晴らしい。 彼にしかできないプログラムです。 大体フィギュアのプログラムはカルメンや白鳥等のクラシックなものか グラジエーターとか007とか仮面の男とか 映画がモチーフになっているものが多いです。
しかしプレちゃんの今期のテーマは
「くまんばち」。
しかも前半が「はげ山の一夜」で始まり いきなり「くまんばちの飛行」にシフトするおったまげの選曲です。
プレちゃんの特徴はスケーティングはあまり美しくなく 姿勢が悪いのが気になります。 しかしその踊りのセンスといったらもう天下一品です。 ラーメンじゃありません。 下町のキャンデロロと言ったところでしょうか。 (実際のプレちゃんはとっても良い学校の学生だそうですが)
ジャンプは5種類のトリプル、4回転Tループも飛びます。 そのジャンプの特徴は助走がほとんどなく 演技からいきなりすごい回転でジャンプにはいってきます。 そのため雑になりやすいのですが うまく決まった時は流れのある神演技となります。
それでは「くまんばちの飛行」ご覧ください。
こんな早い曲を踊れる選手はプレちゃんしかいません。 くまんばち風の衣装にも注目です。
振り付けは、ヤグディンの仮面の男や アラカーさんのトゥーランドットを振付けたモロゾフさんです。 彼は個性を引き出す振り付けが本当に上手な人です。 姿勢の悪いプレちゃんのスピンが衣装のせいか振り付けのせいか 蜜を吸いにきたくまんばちにしか見えません。 短所を長所にみせるうまさ、見習いたいものです。
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