はるもにあ...Hako

 

 

終わり - 2000年10月19日(木)

本物。
・・・って、なんだろう?って思った。
ここで死んだら、この思いは永遠に本物でありつづけるのかと。
あるいは、このまま思いつづけていたならば、
それが本物ということなのかと。

思いは、少しずつ変わっていった。
相手のことが見え、自分のことが見え、
お互いに少しずつ変わっていった。
あの思いは永遠になったのかもしれない。
だけどそれは「今」ではなかった。

あたしは今、生きて幸せになりたいと願った。

そんな言葉、今まさに失った人にとって、なにも響きはしないのだけれど。

これまであったもの、自分の一部、あるいは全て。
あいつとつながっていないものは何ひとつなかった。
あいつを失うってことは、「あたし」を全て失うってことだった。
だから、抵抗したさぁ。
そうして、もっともっと壊して、傷ついたし傷つけた。

そのうちだんだんといろんなことが見えてきても、
あたしはなかなかそこから抜け出せなかった。
いろんなこと、キレイに飾り立てて、自分のいいように解釈したりしてね。

動けなかったし、他に何も考えられなかった。
あたしは初めて外に出されたみたいに、
縮こまって下を向いて、泣きそうな顔して歩いてたっけ。
恐かったんだ。全て。

そこから「あたし」を取り戻そうと思って
ひとりでもいられる自分になろうと思って

あれは依存だったんだね。
あいつの本当の気持ち、あたしには見えていなかったのかもしれない。
あたしの本当の気持ち、見えていなかったのかもしれない。
あいつはあたしをうけとめきれなかったし、
あたしを止めることもできなかった。

今はね、終わるべくして終わったんだって、思えるんだ。

で、今、あたしは生きて幸せになりたいと願っているんだけど
…なぁ?(激爆)


...



 

 

 

 

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