はるもにあ...Hako

 

 

書くということ - 2002年04月30日(火)

来てくださる方を意識して書くというのは不思議な行為ですな。
完全に意識したらあたしは窮屈で仕方なくなって、
きっとあたしにとってつまんないものしか書けないでしょう。
かといって、全く閉ざされたあたしだけの空間で書くのがいいかというと
それでは何か足りないと感じる。
ここは、とってもとっても消極的なコミュニケーションが
多少は流れているのです。
直接的ではなく、届くかどうかもわからない間接的なものだけれど
それでも全くのひとりではなく、どこかの誰かを想定して書くというのは
ある種のコミュニケーションだと思うのです。
見えない「客体」を感じることによって
あたしの中の隠されていた部分が垣間見えることがあります。
そういうのがおもしろくもあり、また痛くもあるのです。

このところ書きたいけれど書きたくない気分がずっとある。
それは多分、何かを見たくないからなんだなと何となく思います。


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