はるもにあ...Hako

 

 

訣別 - 2002年08月30日(金)

どんなことも結局は
あの人についていく気がしなくなってしまったという
その一点に帰してしまう。
恐らく、そうだ。

別にここの仕事が全て、何もかも嫌だったわけではない。
ひとりで勝手なデータを作ってるのは楽しかったし、
誰にも会わないのも私の状態によっては好都合だった。
(ただし、他でやっていけなくなるっていう懸念はいつもあったけどね)
一番嫌だったのはあの人に会ってしまうことだったり、
何か説明をしなければいけないことだったりしたのだから
「仕事」を教えてもらうことすら拒否したくなるくらいに。
だから、だと思う。何もかも。

こんな調子であのお給料なら
こんなに楽なことはなかったのかもしれないし、
音楽方面を育てる時間としてもあたしにとって好都合だったはずだし
それでも「出て行きたい」と思ったのは
やっぱりそのどれをとっても、
あの人から、ここから、離れたかったんだと思う。

それが何故か?というのはもうちょっと考えなきゃかも知れないけど。

誰かひとりの人が嫌だからやめる、なんて
贅沢で忍耐力なくてダメダメよって思う?
でも、それが直属の上司かつ経営者なら
彼が変わらない限り、経営方針が変わらない限り、
つまりこの塾がひっくり返らない限り、変わらないもの。

生徒?
彼らなら大丈夫よ。
先生たちは対生徒についてものすごく熱心なのは変わらないし
それは心配していない。
たとえ「理念」どおりでなくたって、きっと彼らにいい影響を与えられる。

ロイヤリティ、量るのなんて
あたしには全く興味ないし、
むしろ反感覚えるもの。
他にやることあるんじゃないの?って、思ってしまうもの。

あなたの会社よ。
あたしに変える権利もなけりゃ、義務もない。
情熱だってなくなってしまったから
去るより他、ないでしょう。

昔から言ってた。
あたしのためになるとまだ少しでも思えるうちは、
もう少しがんばってみようって。
「思えない」ほうが勝っちゃったんだよね。
きっとそれは、変わらないから。


...



 

 

 

 

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