囚われた心 - 2002年09月10日(火) 選ばれないことに、どうしようもなく傷つけられても 悲しくて苦しくて身動きができなくても あの人もあの人の現実も変わらずに むしろ加速してゆきすぎていくのだろう あたしがこうして地に擦り付けられるような重みを抱いて なにもかもを止めてしまっている間にも 傷が薄れてゆくまで 心の波が静まるまで 誰も、なにも、 あたしの中から消えていくまで そうすればひとりを感じないで済むけど 永遠に繰り返す罠 抜け出したいと願いはすれど あたしは未だに囚われたまま 自分で筵を紡ぎながら なにもかもを止めてしまって 色褪せてゆくのをただ待っている 痛みも、 喜びですらも いつから? あたしだけがこうして何も変わらず 大きくなってくあなたが飛んで行くのを見送る 飛び出していく夢だけを見ながら あたしはこうして何も変わらず ...
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