ゆるだら
ひいな

+-- 注)この日記は鬱病・自傷などの内容を含んでいます --+

 入院日記:10日目
2004年05月26日(水)


朝、廊下でパッセ(バレエのポーズ)をやっていた人と、検温の時少し話した。
成り行きでみんなが自主的に朝やっているラジオ体操に参加した。

1日の「抑鬱の波」について考えていたら、夕方の5時くらいから
落ちてきて、そのままま夕食で夕薬を飲んでから9時頃までが
酷く落ち込む事に気が付いた。
朝は結構元気…っていうか早朝覚醒で頭がスッキリしている事が多い。

洗濯機が使用中止になっていて、みんな騒いでいた。
どうでもいいや。

昨夜は胃とお腹が張って不快感が有ったので、便秘のせいだと思う。
下剤を貰って飲んだ。

朝の挨拶は大抵「眠れた?」か「便通あった?」っていうのが
当たり前になってる世界… 笑える。けどかなり深刻な問題。

昼食のあと何故が鬱入る。
頓服を貰ったけど効かなかった。そのまま寝る。

ドクターが来て、夕方からの落ち込みが激しいと訴えたら、
頓服を変えてくれるそうだ!!ちょっと楽になると良いな。


夜、電話。
姫はどんどん高い場所を見つけて登っているという。
落ち着ける場所を探しているんだ…。
家ではよくベッドの下でくつろいでいたけど、そんな感じかなー?
姫の写真を撮ったので持ってくるという。

他の人と一緒に写った姫の写真なんて見たくない。

もしも、誰も私の事なんて必要としなくなったらどんなに楽だろう。
いつでも自分の最後を自分で決められるんだから。
姫… 今どうしてるの?
少しは落ち着いた?
少しは自分の居場所を見つけられた?
おねえちゃんの事はもう、忘れてしまった?
姫にサヨナラして、
コイビトにもサヨナラして、
そして自分自身にもサヨナラしようか…。

ふと気づくと、カーデガンに姫の毛が付いていたりする事がある。
家から持ってきた服についていたんだろうけど。
なんかもう、その一本の毛が愛しくて哀しい。

治って、姫と一緒に暮らす為に入院を決めたのに、
私は逃げる事ばかり、縋る事ばかり考えている。
そういうのってやっぱりダメだよ。
こんな気持ちの方向性も、鬱の改善とともに変わっていくのかな?
そしたらどんなに幸せだろう。


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