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入院日記:13日目
2004年05月29日(土)
昨夜は午前2時に目が覚めて、サイレースを貰いに行ったけど、 前回と同様4時くらいまで眠れなかった。先生に言おう。
そう言えば、昨日の夕方ナースステーションの前を通りがかったら、 中にウォウォオヤジが車椅子に座ったまま寝ていた。 夜勤の時間帯になると看護師の数が減るので、ウォウォオヤジのように 手がかかる患者はナースステーションに軟禁されるらしい。
夕薬から増えた薬が効いてるのか、今朝は調子がいい。 検温の時も他の患者さんといっぱい喋れた。ちょっと前向き。 もうメンバーは決まっている。いわゆる早朝覚醒組だ。
朝食の時からウォウォオヤジは元気だった「○○さん!!」とか 叫んでいる。○○さんは奥さんの名前らしい。
朝食後に事件発生。 Sじぃが「お金がなくなった」と訴えていて、なだめていた看護師を パーで殴って腕をねじり上げたらしい。止めたのはSじぃと同室のT氏だ。
人間、最終的にはお金に執着するんだなぁ…うちのコイビトもそうなりそう。
夜9時頃コイビトに電話を入れたら「今、駄目。明日」と電話を切られた。 ムカついた。もう電話しねーぞ!と思った。 姫の事も心配だけど、どんどん馴染んでいく様子を聞くと憂鬱になる。
あーあ…
今日は一番風呂だったので、湯船にも入れて嬉しかった。 傷を保護しないでお風呂に入って放っておいたらナースが来て怒られた。 いつも放っておくクセに。念入りに軟膏を塗られた。
四六時中手を洗っている男の人が居るんだけど、手を見たら血が滲んでいた。 でも今日退院していった。大丈夫なんだろうか。 明るくて誰とでも話す人だったので、見送る人もたくさんいた。 仲良しだったMさんは泣いていた。
もう1人、良く手を洗っていてウガイをしているオバサンがいる。
ウォウォオヤジは日中もナースステーションに居た。 1人になると、「おーい!」と呼んで煩いからだ。寂しがり屋なのかもしれない。 ○○子さんは奥さんではなく、お孫さんの名前だと噂が広がる…どうでもいいじゃん。
昨日見つけた制度の事はクラークに聞くように主治医に言われた。 クラークに聞いたら都に聞いてくれと言う。もうどうでもいいや。
同室の甘えんぼNさんはよく泣いている。退院したいそうだ。 私の隣のベッドにいるオバサンは「眠れない」「食欲もない」と 訴えているけど、昼間イビキをかいて寝ているし、食事も完食だ。
主治医に中途覚醒の事を伝えると、寝る前の薬にデパスが戻った。 …それで大丈夫なんだろーか。
なんか姫の預け先が、すごく姫を気に入っているらしい。
そりゃ姫くらい可愛い猫はいないわよ。 大人しいし、爪研ぎだって決まったところでしかしないし。
でも姫はすっごくデリケートな猫なんだから。 よーく見てあげて、姫が言いたい事を理解してあげないと駄目なんだから。
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