LORANの日記
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1929年、南ドイツ・バイエルン州で生まれたミヒャエル・エンデは29歳の時書き上げた処女作「ジム・ボタンの冒険」に始まり、43歳で「モモ」、50歳で「はてしない物語」を完成し、名声を不動のものにしました。48歳の時来日し、その時旅の伴侶をした佐藤真理子氏と、60歳で2度目の結婚をしています。66歳で亡くなりました。佐藤真理子氏は「はてしない物語」の共訳者でもあります。
「はてしない物語」は完成までに3年をかけた590ページにも及ぶ大作で、映画「ネバーエンディングストーリー」の原作です。
10〜11歳の記憶力も運動神経もあまりない平凡な太った少年が主人公です。 雨の日にいじめられそうになって逃げ込んだ古本屋で見つけた本を盗んで逃げて、教室の天井裏の倉庫で読み始めます。
本の中の世界と少年がいつの間にか一つになり、本の中の世界が崩壊寸前に少年が行って大きな働きをします。
お礼にその世界で望むものが実現することになりますが、実現する度に現実の世界の記憶が一つづつ消えていきます。 ついに記憶が最後の一つになったとき、少年はたいせつなことに気づくことによって現実の世界へ帰ってきます。
訳者・上田真而子氏の言葉を借りれば、 「エンデの中にある子ども、エンデの言葉でいえば、「永遠に子どもなるもの」が全身全霊で遊ぶとき、今そのときの心にあることがすべておのずから吐露(とろ)されるのでしょう。」
もし、まだ読まれていないならお勧めする1冊です。
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