LORANの日記
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この世界は「物質世界」です。
物質世界は、2つの対照的な要素によって構成されています。
「生と死」、「陰と陽」、「プラスとマイナス」、「創造と破壊」などです。
どちらがいいのではなく、どちらも必要です。
人が死ななくなったら、生まれてくる必要は無くなります。
動物と植物は、「遺伝子の乗り物」と言われています。
数十億年の昔、太古の海に生まれた生命の遺伝子が、生存のために
多種多様な進化を遂げて、現在地球上に約200万種という膨大な
種(しゅ)を創り出しました。
生き物はすべて、遺伝子が生存し維持発展することが本能です。
人類もまた、遺伝子の命令に絶対服従です。
食欲、睡眠欲、性欲は、種の維持、保存、発展に不可欠です。
この本質的な欲望を故意に否定すれば、バランスを失います。
ダイエットのために食事を減らせば、健康が損なわれます。
摂取したカロリーを、運動などで消費すればいいのです。
人類の本能は、遺伝子の命令通り「生存」です。
しかし、現在、矛盾した行動が顕著です。
人類が環境破壊や人口爆発、大量殺戮兵器などで、滅亡へ向かっていることです。
このようなことが、起こる原因はなんでしょうか?
1 人類の遺伝子が暴走している。
2 そうでなければ、人口が多すぎるので、減らそうとしている。
3 本能よりも、人類の欲望が暴走している。
4 欲望を起こさせる要素(不安、恐怖)が、増加している。
5 その他
簡単に列挙すると、以上のような原因が考えられます。
これらの原因が単独ではなく、相互に関係しているのかも知れません。
では、人類を救済する方法は無いのでしょうか?
人類は、キリスト教が言うように、呪われた存在(原罪)だからでしょうか?
私はそうは思いません。
幸いなことに、人類には学習能力があります。
いままでの人類の歴史から、学ぶべきは学ばなければなりません。
2度と同じ間違えを繰り返してはなりません。
欲望をコントロールするためには、理性が必要です。
理性は感情よりも、高い意識でなければなりません。
感情に影響や支配されたら、それは理性とは言えません。
理性とは、それほど崇高である必要があります。
この理性は、自分の中にある「神性」と繋がっています。
「神性」とは、「宇宙を創造した意識である」と思います。
ですから、宇宙に存在するすべてに共通した「意識」でしょう。
「すべてが一つ」という「意識」を持つ所以(ゆえん)でもあります。
人は自分が意識して、この「神性」を感じる生き物だと思います。
この「神性」と繋がった「理性」によって、欲望のコントロールが可能です。
いま、滅亡へ向かっているように見える人類を共済するためには、
人々が自分の「神性」に気づくことが必要と思います。
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