LORANの日記
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子どもの歴史について、興味を持ったことがありますか?
フランス人作家のロジェ・ファリゴ氏の作品を2冊読みました。
「ガストンとルシア」(小学館)の1と2です。
子どもの歴史の苛酷なことは、想像を絶するものがあります。
子どもは、まるで家畜同然だったこともあります。
イギリスの産業革命時代も、そうだったのです。
日本の子どもの人権は保護されていますが、低開発国ではそうでは
ありません。
低開発国では、子どもは労働力として重要なので、自由に学校へも
行けません。
相対的に、女性の地位の評価が低く見られています。
子どもだけではなく、国内で階級差別が存在します。
その最たるものは、インドのヒンズー教です。
綿密で厳格なカースト制という階級制度があります。
もちろん憲法では階級制度を否定していますし、最下層選出の
国会議員もいます。
しかし、地方の田舎へ行けば、厳然として存在しています。
もしも、それに反対すれば、私刑(リンチ)で殺されます。
最下層の人が殺されても、警察は関知しないというのですから・・・
私たちには信じられないことが現実に起こっています。
人間が、こんなに残虐な存在であることに驚きます。
日本にも外国人が150万人住んでいます。
私は国境などは不要と思っています。
世界中で戦争を無くすためには、お互いが譲り合わなければ
なりません。
お互いを尊重し、理解するように努めなければなりません。
いまのように、「安全」という垣根を高くすることは慎まなければ
なりません。
自分だけを「安全」にするためには、相手を排除しなければなら
ないからです。
それができなければ、いつまで経っても平和は実現しないでしょう。
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