LORANの日記
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2007年03月19日(月) 自分が変わるためには・・・



子どもは とってもいじらしい

子どもは 親が大好きだから


ですから 親にそっくりです

話す言葉も しぐさまでも


親が好きだから 反抗もしました

親が好きだから 甘えたかった


でも 親が忙しいときには

子どもを相手にしている 暇がなかった


親も 子どもが年をとっただけだから

甘えたかったこともあった


でもその親には 子どもを相手にしている

余裕がなかったのです


こんなことの繰り返しで

子どもが 親に甘えられなかったことで


子どもと親の間に 空白ができてしまいました

どうしても 埋められない溝ができました


親に甘えたい

でも 甘えられない


そんな子どもに なにもしてやれない

立ちすくんでいる 親がいます



そんな思いは 誰にも癒すことができません

頭で理解するだけでは 傷はふさがりません


傷があれば 痛むだけではなく

同じ繰り返しをしてしまう 原因になります

親が癒えなければ 子どもも癒えないのです


どうしていいか分からないで 立ちすくんでいる親に

子どもはなにが できるのでしょうか



親は過去の傷が そのままになっていいるから

いまさら どうにもならないと思っているから


誰も昔のつらい愚痴などを 聞いてくれると思わないから

自分が我慢していれば いいと思っていたから


自分の胸にしまって こころの中で泣いていれば

いいと思っていたから


泣き言を言ったら 女々しいと思われるから

どんなに辛くても 我慢しなければならないから



こんな思いが重なって 親はじっと我慢してきました

人知れず涙を流し ぼろぼろになるまで働いて


親を信じて 無心に眠る子どものために

この子を 大きく育てるために



子どもが 大きくなって

子どもは 親を批判しました


どうしてもっと 幸せにならないのかと

そんなに我慢を しなくてもいいのではないかと


当時の事情を知らない子どもは

自由に親を批判します


親だって もっと幸せになりたかった

もっともっと 誰かに甘えていたかった

いまの 子どものように


でも いまは過ぎ去った過去のこと

一言や二言で 苦労が分かるはずがない


親はそれで 黙ってしまいます

いまさら 誰も傷つけたくないから



親が癒えたら 子どもも癒えることができます

だって 子どもは知らない顔をしながら

親の気持ちを 察していたのです


皆が寝静まってから 一人涙を流す姿を

子どもは何回も 見ていたのですから


子どもは子どもなりに 親を心配していたのです



子どもも成長して おとなになりました

当時の 親の年齢になりました


ですから 親の気持ちを聞きたいのです

あの頃も 親と一緒だったから


どうしてあの夜 涙を流していたのかを

どれほど孤独で 忍耐しなければならなかったかを


だって 子どもの幼い記憶の親は

今でも 涙を流しているからです



こうして親から子どもへ 悲しい記憶が受け継がれて

親の軌跡を 子どもがたどってきました


でも こどもは悲しい親の軌跡を たどりたくありません

こんな悲しい思いを 次の子どもに与えたくありません


ですからどうぞ お話してください

あの夜流していた 涙のわけを


子どもは親の気持ちを 理解できる年齢になりました

親とこどもの間にある 溝を埋めることができるでしょう



もしも親と子どもが 一緒に癒えることができたら

親と子どもは もっと仲良くなれるでしょう


今度は子どもが 親への恩返しをします

子どもは親が 大好きだから




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