ToY◎StorY
モクジ|カコ|ミライ
結果からいうと、
別に現状がかわることはなかった。
やたらホテルに行きたがる彼に
やっぱりそれだけが目的なのかしら、と
半信半疑になるわたしと
彼女がいるくせに
で、いつから付き合ってくれるん?と
意味の分からないことを言い続ける彼。
彼の言動は、
圭ちゃんそのものだ。
いや、圭ちゃんよりもたちが悪いだろう。
わたしは彼と結婚することになるんじゃないか、とか
なんとなく、そんな風に思うのはなぜだろう。
金銭感覚も、趣味も違う。
あたしの見た目もすぐけなすし、暴言ばかり。
しあわせになれるとは到底思えない(笑)
本当に圭ちゃんそっくり。
なのに
なんとなく、一緒にいるのが心地よくて
なんとなく、一緒にいるのが普通なんだ。
へんなの。
あたしは彼氏じゃない人とする気はないし
ましてや彼女がいる人とは絶対にしないよ。
そう、彼に伝えた。
まだ返事はないけれど
それでもう飽きるような人なら、
そんな中途半端な気持ちなら、
あたしは あなたなんかいらない。
数メートルだけ、手をつないだ。
こんなにも つないでることを自然に感じる手は
過去に一人しかいなかった。
そう。
圭ちゃんだ。
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