ToY◎StorY
モクジ|カコ|ミライ
あつかって、エアコンあびてるんーって返したら、
ぐいーって手をつかんで、
「おいでー」っていう、ひさくん。
え?!と思いながらも
しずしずとひさくんの腕の中に入るわたし。
時間がとまればいいのに、って
何度も 何度も 願った。
好きって言いたくて
言ったら終わりだということもわかっていたけれど
言わなきゃ終われないこともわかっていた。
だからね。
あたし、がんばったんだよ。
「ねぇ、ひさくん。ごめんね。わたしやっぱりすごいすきだよー」
ひさくんは、あはーって笑ったきりで
あたしは帰る時間になっていた。
それが、ひさくんとの最後だった。
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