無職だから散髪だけのために実家に帰省。コジャレを気取ってウルフカットにしてみたらマユたん(母親)に「ジャンボ尾崎みたいじゃない?」と困惑した目で見られました。マユたんは優しい顔をして物凄く的確かつ人を奈落へと誘う台詞を吐くので困りモノ。彼女にティムポも見せたことのないストロベリイな高校生だった俺を捕まえて「板前みたいだよ」て。いきなり気分は包丁無宿。でも、モックンみたいにしてくれって頼んだんだよ、ママン。その後ちょっとした口論の末、助手席に乗せられて再び床屋に送り届けられました。
で、問題はこのジャンボ尾崎カット。散髪したての今は辛うじて己の中では街を歩いても恥ずかしくない程度なのですが、問題は1ヶ月後。ウッキウキウェイクミーアップなタイランドの日光を浴びて、季節外れの海岸物語にメラニン達が大活躍。中途半端に浅黒くなった俺は、髪も伸び始めて完全に気分は324番のグリーン上。このパットを決めてもトリプルボギーでブギー。ウッズも傍らで笑っているよ。
タイランド帰りの俺には就職活動が待ち構えている。一掃のことノースウェストがエンジントラブルを起こし、どこか知らない孤島に不時着でもしてくれれば良いのに。そうして俺は流木でゴルフクラブを作り、ジャンボ尾崎として太平洋に向かってスイングスイングな毎日を。8年後、ピースボートに拾われて流木クラブ片手に帰国。奇跡の生還に報道陣が殺到し、カメラに向かって俺の帰国第一声は「俺は猿だ、プロゴルファー猿だ」。実写版『プロゴルファー猿』に主演男優としてキャスト。アカデミー主演男優賞を受賞。主題歌『海の上のアルバトロス』でグラミー賞を受賞。上原さくらと結婚。
実際のところ、帰国した俺を待ち構えているのは人事部の田中さんとか小柳さんといった類の面接官です。趣味を聞かれたらGOLF。ココロに誓え、俺。
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