遊戯王感想とか雑文とか(遊戯王の謎)
日記&アニメ感想の目次前の日次の日


2002年08月05日(月) 暑中見舞いと白磁の青眼白龍

暑中お見舞い申し上げます。m(_ _)m(深々とおじぎ)

    いつも雑文&アニメ感想を読んでいただきありがとうございます。
    暑さはまだ続きますが、皆様、お身体、ご自愛くださいませ。


片づけモノをしていたら、古代エジプト展で購入した絵ハガキが出てきました。
裏を見ると「アマルナ王宮の彩画−アヒルとパピルス群」と書いてあります。
以前に「当時、闇遊戯さんは、こんな絵の描かれていた床を歩いていたんですよ…」と、紹介した記憶があります。
(写真は遺跡馬鹿の「イベント潜入記−古代エジプト文明展」にあります)

ここ数日は、石にされた海馬兄弟の姿…そのパクリ元のミケランジェロのシスティーナ礼拝堂関係の美術書を読んでました。
ミケランジェロは、もともと彫刻家なので、礼拝堂の天井画などは、絵筆で神の像を壁に彫り込んでいるとしか言えないような描写で、聖なる人々がムッチリ、ムキムキの肉体美として体現しております。

ミケランジェロは尊敬する人物…というか、ガツンと人生観を変えてくれた人です。まぁ、皆さんにもそんな芸術家がいると思いますので、私の気持ちも理解していただけると思います。
でも、それとあの肉感的な絵が好きか…というと微妙でして(^_^;)、やはりステーキより刺身、イタリアンより和食…に好みが傾いてしまいます。

アマルナ時代の彩画は白い漆喰にスッスッと職人がパピルスを数本描き、その背後から、両翼を勢いよく広げたアヒルが飛び立つ瞬間…を切り取った構図なのですが、その静と動のタイミングがどうも韓国の白磁に描かれた図象に似ていたり、日本の民芸品の雑器に似ていたり…。
とても身近に感じるんですよねぇ。

数千年の時をへだて、当時の職人と私の感性がぴったりくるなんてあるのだろうか…と、思うのですが、韓国の人にこの彩画を見せたら、きっと同じように「あぁ〜、これ良いよ、うん良い!」などと、共感してもらえる自信があります(*^_^*)

アマルナ時代に生きたアクエンアテン王やらスメンクカーラー王、つまりは闇遊戯さんとかセト神官さんが実は白い陶器が好きだったり、あっさりした植物画を好んでいたりしたら、私的には嬉しいんですけどね。
どうもファラオなんて職業は金ピカな印象があるんでねぇ…。

    セト神官:(王様を前にして)シナ国の陶工に焼かせた白磁の青眼白龍だ。どうだ、遊戯…この美しさ…。
    王様:それよりこれを見ろよ! 黒陶で焼かせた「黒魔術師」…。こっちの方が数倍上をいくぜ!
    セト神官:ふん、貴様にこの白磁の美しさは到底理解できんだろう…。陽の光を柔らかく跳ね返す白の気品、絹のごときすべらかな肌触り…

と、延々と続く焼き物談義とか…。

ちなみに3000年前に白磁を焼く技術なんてありませんけどね(^_^;)。
あと、個人的に見たいと思っているのは、アマルナ時代に作られた「ガラス」。
当時、すでにあったらしいが現物は未発掘らしい…です。
王様とセト神官がどんなガラス器でワインとか飲んだのかなぁ〜とか想像したいので、吉村先生、発掘がんばってください…と、意味もなく突然応援してみたり。


遺跡馬鹿 |HomePage

My追加