メタモルフォーゼ...葬月

秘密 - 2005年01月21日(金)

授業が終わって帰ろうとしたら、Mさんに呼び止められた。


「まだ口外しないでくださいね」って言われて話を聞かされた。


何でもO先生が4月で退職するのだそうだ。


まだMさんしか知らないらしかった。


本人が決めた事だから何か事情があるのだろうけど、やはり寂しいと感じた。


前にこの学校にいたIさん(4月に転校になった)も、今月で退職する事も聞かされた。


で、送別会をどうするかって相談だった。


(でも、今月退職のIさんと、4月退職のOさんの送別会を一緒っていうのは無理があるんじゃねーの?)


何でヲレに相談なんだと考えてみれば、強制的に交流会@秘密組織のリーダーにされたからだ。


学校だけでもやるのだろうけど、生徒も一緒ってなると何時ものメンバーになるんだな。


Oさんは、たった一人の男のインストラクターだ。


最近やたらと求人の事とかCADの事とか聞いてきたから、もしかしてとは思っていたのだけれど。


退職する理由は聞いていないけど、今度ゆっくり話をしよう。








帰りの車の中、友達Kから電話があった。


借りた金が揃ったから返しに来ると言うので、出先だから取りに行くと伝えた。


そのままKの家に向かって、金を受け取った。


計算すると、月々10万を返済に貯めていたらしい。


毎月返済すると言われたけど、全額揃ったら返してくれと伝えてあった。


Kが作った借金ではないし、給料も高い仕事をしているけど、大変だっただろうな。


ヲレの他にも2人から借りていて、これからも大変だろう。


親の借金を聞いたときは、最初は夜逃げまで考えたそうだ。


「本当に助かったよ。ありがとう」と言われた。


お礼なんていらなかった。


貸してもいいいいと信頼させたのは、今までのKとの付き合いの中での彼の行動だ。


それから色々と近況報告をして、再就職が決まったら、お祝いをしてくれる事になった。


Kは根っから長男なので、ヘタレ長男のヲレが家を出る事をよく思っていない。


「何時か帰ってくるんだろ?」


そう言われたけど、言葉を濁してしまった。


帰るくらいなら、最初から出ないさ。


それぞれの家の事情は、他人に話しても意味が無い。


結論にいたる過程というモノは、簡単なモノじゃない。


今までだって、他人に言っても自分の考えを押し付けられるだけだった。


聞いてほしい時もあるけど、聞いてほしいだけで意見は要らないのだ。


貸した時にも言われたけど、「借金の事は誰にも言わないでくれ」と再度言われた。


「口が重いと思ったから信用して借りたんだろ?」と言ったら笑っていた。








家に帰ると妹から内緒の計画を聞かされた。


何となく、我が家は嵐の予感か?


是非ヲレが家を出てから計画を執行してくれ。




それにしても、周りでは内緒の話が多い。


確かに内緒と言われれば、絶対に誰にも言わない。


言わなきゃならない事さえ言わない事も多い。


だからって無口なワケではなくて、どうでもいい事はよく喋る。


とかく自分の事はあまり話さない。


心を開かないとか勝手な事を言う人間もいるけど、開いても何にも入ってない。




ヲレも・・・・・・・・・・・・秘密が欲しいな・・・・・・・・・・




ハローワークは駄目だった。また探そう。


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