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春一番 - 2005年02月23日(水)
春一番がビョービョーと吹き荒れて、花粉が猛威を振るう。
そんな中、午後から面接に行った。
田畑に囲まれた真ん中に、真っ白な3階階建ての会社があった。
遠くからも目立っていて、迷わずに到着。
面接の前に、いきなり社内を案内された。
使っているCADを説明される。
使っているソフトは・・・・・・・・・
『TORAY』?
そう、東レのアパレルCADでした。
「できそうですか?」と聞かれて、「はい、頑張ります」とか答えてた。
それにしても、男子社員が少ない。
男女比が1:6だから当然なのだけれど、少ない男子社員は工場勤務らしかった。
面接はいい雰囲気で進んで、色々な事を教えてもらった。
押さえとしての面接。
少し後ろめたかった。
機械系を極めるのは、無理なんだろうか?
もっと年が若ければ、実務経験が無くても許されるのに。
実際には求人の数は多いけど、実務経験がないと殆どの求人から対象外になるのが現実。
最初は適当な会社で実務を積んで、条件の良い会社に移ろうと思った。
でも来年の誕生日が訪れた日から、求人が一気に減るという残酷な現実がある。
今が求人の年齢制限の節目。
少し待ってでも、先の事を考えて慎重にという気持ち。
失うものは何も無いから、とりあえず就職できればいいという気持ち。
この職種を選んだ時の夢は、走り出す前に欠片になっていた。
自分自身への言い訳としての目標に埋もれて、我武者羅に走るしかなかった。
真っ暗な世界を、行き先も無いのに走ってきた。
出口は何処にあるんだろう。
くたびれたブーツの足跡は、同じ場所を狂々と回っているだけなのかもしれない。
それでも自分の物語を完結するワケにはいかない。
この苦しさを忘れないようにすれば、何時か出口が見つかると思うから。
...
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