メタモルフォーゼ...葬月

 理 - 2005年10月13日(木)

仕事から帰ると、庭に子猫がいた。
車が近くにきても逃げなくて、玄関に向かって歩いて行くと鳴きながら近づいてきた。
歩くのもやっとで、震えている赤毛の猫。
何で我が家に猫がいるんだ?と考えながらしゃがんで相手をする。
「何やってんの?」「オマエ死んじゃうよ?」
我が家で猫を飼う事は不可能。
猫嫌いの母と猫アレルギーの甥っ子。
残酷だけど、家に入った。
母は「居つかれると嫌だから放っておいて」
甥っ子は「触りたいのに近づいちゃ駄目ってママに言われた」と不貞腐れていた。
っつーか、皆知ってんのかよ・・・・・・・・
朝から近所の道路に捨てられてたらしいけど、何故か我が家に辿り着いたらしい。



明日は休みだけど早く寝ようとしたら、外から鳴き声が聞こえた。
気になって眠れないので、外で相手をした。
『救う気が無いのなら最初から手を差し出すな』それが自分の理なのだけれど。
震えて鳴いている子猫は、必死に生きようとしているのだろう。
1時間くらい遊んで、また部屋に戻った。
予想していた事だけど、離れる時に鳴き声が大きくなった。
猫の言葉が分からなくて本当に良かったと心から思う。
もし分かったら、気が狂っていただろう。


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BGM 『Blood』 by NANA Starring Mika Nakashima




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