メタモルフォーゼ...葬月

少 女 - 2005年10月15日(土)

今日は有休だったので、例の捨て猫と遊んでた。
夕方になって、子猫の飼い主が引取りに来た。
母が電話をして、引取りに来るように言ったらしい。
何故飼い主が分かったかというと、近所の人に聞いたそうだ。
見ていた人の話によると、捨てたのは近所に住んでいる小学校2年生の少女。
自転車のカゴに子猫を入れて歩いていたのだけれど、何を思ったかカゴから取り出した子猫を道端に投げて走り去ったとの事だった。
生き物を生き物として見れないのか。
生き物として見てもそんな事が出来るのか。
それとも親に捨ててこいと言われたのか。
彼女じゃないから分からない。



親と一緒に引取りに来た彼女は、普通の子だった。
彼女に抱かれた子猫の頭をなでて、「今度は幸せにしてもらいな」と言って家に入った。
外ではウチの母と三人で何か話していたけど、何を聞いても言い訳にしか聞こえないと思ったので聞きたくなかった。
必要ないから捨てたのだ。
また捨てるか愛情の無い扱いを受けるんだろうか。
それでも少女が母親と現れた時、鳴きながらヨタヨタと少女に向かって歩いていった。
自分が捨てられた事さえ、分かっていないのだろう。
自立して誰の助けも借りずに生きられる様になるまで、小さな命の灯火は点いているのだろうか。
口先だけの人間が生きていけるこの世界と違って、動物の世界は弱肉強食。
それが自然の摂理。
人間という生き物は、言葉を持ち過ぎたのだろう。

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BGM 「異人の夜」 by BUCK-TICK


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