たまの日々

2002年10月30日(水) 今日と、明日のあいだ。

明日、髪を切ろう。

そう決めて、
お財布の中、カードを大捜索。
電話を掛けて明日の夕方6時からの予約した。
親切な男の子の声で、
「明日お待ちしております」
かたんと受話器を置いて、
やっと少し気持ちが涼やかになった。

これは私のものすごくいけないクセだって理解ってるけど、
ほんのちょっとしたつまらないこと
(友人とお茶する約束が残業で流れちゃったとか、
予約してたセーターが結局手に入らなかったりとか)
で気持ちがしゅんとしてしまう。
そんなにツイてるとは言い難い人生を反芻して、
必要以上に深刻になってしまう。
自分の立っている場所に孤独を感じる。
調子のわるいときだけ。

そんなときに電話が掛かってくる。
大抵もういいかげん淋しさを通り超えて、
ふて寝しようと布団かぶってうとうととまどろんでいる頃だ。
「もしもーし」とフキゲンそうな声で出ると、
そいつは大爆笑。
私の声があまりにも芝居がかってておかしかったんだって。
挙句には、
「お前には淋しいなんて思うことないだろ」
なんて言うんだから。

大正解。
そう思われるように、
そう笑われるように、
私はなろうと努力してるんだから。
私の努力は、
こういうところではものすごく報われている。

日曜日にグラスに入れたチューリップの球根は、
今もまだ根も芽も出ていない。
ちゃんと育つのかなあ。

今週の私はとても充実した仕事っぷりです。
取材をし、写真を取り、原稿を書く。
テキパキと音がしそうな程ね。

今日と、明日のあいだ。

昨日より、少し気持ちが軽い。


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