たまの日々

2003年01月20日(月) らしい、ということ。

木曜日の夜は広報課と重役のささやかな新年会。
金曜は7時最初の新幹線で東京へ。
真っ青な空と群青色の富士に映える白い雪。
東京のラッシュ。
品川で降りて、ここにも生えている新しい高層ビル郡を見上げた。

常務の取材。
とても緊張した。
それでも好感は持ってもらえたらしい。
昼ごはんをごちそうになり、
アメリカにいるという愛犬の写真をみせてもらった。

常務は、
取材中もその後も、
東京の重要性、利便性を話す。
どんなに地方ががんばっても、
やっぱり世界的な都市、TOKYOには勝てない。
そんな気がした。
これ以上失うものがなにもなくなったら、
東京に住みたい、と思った。

・・・。
先立つものがなかった。
お金、稼がなきゃね。

13時過ぎにやっと開放されて、
さてこれから何をしようかと考えた。
横浜に遊びに行こうか、
上野で博物館めぐりをしようか、
鎌倉を散策しようか考えて、
どれもお金がかかるなあ、とちょとヘコんだ。
高速バスで帰ろうかと思ったけど、
名古屋まで帰れるバスはもう深夜までなかった。
せっかく東京まで来たのだから、
何かたのしいことをして帰りたい。
普通ではできないことをしたい。
そう、うんうんうん、と悩んでひらめいた。

東海道線を鈍行で下る。
ひたすら下る。
品川、横浜、茅ヶ崎、小田原、熱海。
電車から海が見えた頃にはごきげんだった。
想像したよりずっと水は澄んでいた。

三島から先はうとうとと眠ってしまった。
静岡に入ってからは長かった。
夕陽を浴びる富士山は美しかったが、
太陽が沈んでしまうとさみしくなった。

19時過ぎにはなんとか名古屋に着いた。
熱いラーメンが食べたくなった。

私らしい、
ちいさな、旅。





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