要約筆記講座も終盤を迎えています。今日を入れてあと4回。 速記者の私としては、要約して書くというのはなかなか難しいものがあります。 すべて記録するための修行を続けてきた身には、「抜く」というのは許せないものがあるのです。 それ以上に、手書きそのものがトホホホホ。
画数の多い漢字はカタカナで書いてもOKということにはなっているのだけれど。 「あれ、どんな漢字だっけ」という意識が働いてしまうと、たちまち「聞く」方の意識が抜けてしまいます。性格的に略して書くのも許せないタイプで、例えば「聞く」のモンガマエはもちろん略していいし、「職」なんという字も略して書いていいのだけれど、略して書きつけていないと、即座には書けないものです。
中途失聴者のために幾らかでもお役に立ちたいとは思うのだけれど、パソコンに向かわないと文章が書けない現状を何とかしないとなあ。 パソコンを使った要約筆記法もあるのだけれど、紙と鉛筆で伝える手段も大切だと思うの。
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